テーマ:富山病院看護

富山病院看護学校社会学20110720(孤立した子育ての病理)

前回の7月13日の授業では、「家族規模の縮小」という話をしました。それを受けて、今回の7月20日の授業では、そうした状況が孤立した子育ての環境をもたらし、病理的な現象を引き起こしかねないという話をしました。病理的な現象の一つは、児童虐待です。将来看護師になるみなさんなので、児童虐待防止法が「早期発見の努力義務」「通告義務」などを定めてい…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110713(日本の家族の変容)

7月13日の授業は、「家族は、地域社会に代わる助け合いの基盤になりえるか」という問題関心から、「日本の家族の変容」というテーマで話しました。最近、「国勢調査:1人暮らし、最多の3割 「夫婦と子」を逆転」(毎日新聞2011年6月29日)という報道がありましたが、家族の規模はどんどん縮小しています。助け合いの基盤を家族に期待しても、現実的に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110706(都市化にともなう地域社会における相互扶助の崩壊)

7月6日の授業では、先週視聴したNHKスペシャル「80年ぶりの大屋根ふき──白川郷『結』復活の記録」(50分)(2001年5月19日放送)を題材に、ユイのような相互扶助の仕組みが成り立つ条件を考えていきました。 金銭や物での相殺を許さない対等な労働力交換であるユイでは、同じライフスタイル(合掌の屋根をもつ)をもち、村に長く暮らすこ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110629(「お互い様」精神の重要性)

映画『カッコーの巣の上で』を見てから、これまで精神障がいを題材に「社会のルールと逸脱」に関連する話をしてきました。6月29日の授業は、そのシリーズの最終回です。前半は、「逸脱は社会のルールと個人の行動がずれていること自体が問題であって、簡単には『社会のルールが問題だ』とも『個人の行動が問題だ』とも言い切れない」ということを確認し、逸脱の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110622(開かれた精神医療と精神障がい者が地域で暮らす可能性)

前回の授業(6月15日)で、病院が病人を生み出す原因の一つとして「病院外と病院内のルールの乖離」をあげました。その内容を受けるかたちで、今回(6月22日)の授業では、「病院外と病院内のギャップを最小限にする試み」を紹介しました。取りあげた事例は、1968年に設立された「全開放制」の精神病院「三枚橋病院」(群馬県太田市)です。病院を設立し…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110615(病院が病人を生み出す可能性)

先週6月15日の授業は、「病院が病人を生み出す可能性」という挑戦的なテーマで話をしました。看護学校の学生の多くは、看護師として病院で働くことになります。病院は病気を治すところと思って看護学校に入学したはずです。その意味では、このテーマは将来の職場をけなすことにもなりかねません。 しかし、映画『カッコーの巣の上で』を見ていると、こう…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110608(社会のルールと逸脱)

6月8日の授業は、学生の皆さんに書いてもらった映画『カッコーの巣の上で』の感想にリプライした後、「社会のルールと逸脱」というテーマで話をしました。逸脱とは、「社会のルールに違反すること、および、そうした状態」を意味します。病気や障がいは逸脱の一種と考えられるので、社会のルールと逸脱に関する社会学の基本的な見方について解説しました。 …
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110601(映画『カッコーの巣の上で』後半)

この日の授業では、1960年代アメリカの精神病院を舞台とする映画『カッコーの巣の上で』の後半を観ました。ほのぼのとした前半とは異なり、後半は「電気ショック療法」「自殺」「殺人」と、気分が悪くなってしまいそうなシーンが続きます。時間がなかったので、映画を観たあとは、ラストシーンについて私から簡単に解説しました。チーフ(身体のでかいネイティ…
トラックバック:2
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110525(映画『カッコーの巣の上で』前半)

今回の授業から、しばらく精神障がいに関する話題を扱います。病気・障がいと社会の関係を考える上で、精神障がいの事例はとても示唆的だからです。病気や障がいの生物学的な事実は同じでも、時代とともに社会からの扱われ方は変遷していきます。今回の授業で話しましたが、日本社会では「治安維持 → 治療 → 治療と福祉」という大きな流れが見て取れます。こ…
トラックバック:2
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110518(予言の自己成就)

先週はバタバタしていて、授業内容の更新ができませんでした。 ほぼ一週間遅れで掲載します。 「予言の自己成就」という命題は、社会学の定番です。その内容は「ある状況が起こりそうだと考えて、人びとが行動すると、そう思わなければ起こらなかったはずの状況が、実際に実現してしまう」と言うものです。 社会現象の根拠は、よく考えると、曖昧…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110511(死のアウェアネス理論)

前回・前々回とみんなで鑑賞した映画『大病人』をもとに、グレーザーとストラウスによる「死のアウェアネス理論」を説明しました。『大病人』には、この理論によって提唱された四つの認識文脈(「閉鎖」「疑念」「相互虚偽」「オープン」)が、うまく描かれています。だからこそ、2回の授業を費やして、この映画を見たのです。 さて、時と場所を異にする『…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

伊丹十三『「大病人」日記』

国立病院機構富山病院付属看護学校の授業で取り上げている映画『大病人』ですが、『「大病人」日記』という本を入手しました。10年以上、この映画について授業でしゃべっているのですが、恥ずかしながら、初めてこの本の存在を知りました。絶版になっていましたが、アマゾンの古書サービスで入手できました。便利な世の中になったものです。 本の内容は、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110427(映画『大病人』後半)

今日の授業では、まず、映画『大病人』の後半40分ほどを観ました。 先週前半を観たときもそうでしたが、今日も何人かの学生は目をウルウルさせていました。 私も20回以上観ていますが、毎回、思わず引き込まれてしまいます。主人公の向井さん(三國連太郎)の痛みが伝わってきて、私も顔をゆがめてしまいます。 ほんとうに名作だと思います。 前半…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110420(映画『大病人』前半)

今日は2回目の看護学校の授業でした。 映画『大病人』の前半3分の2を見たのですが、時間配分を間違えて、休み時間がなくなってしまいました。 学生の皆さん、申し訳ありませんでした。 講義ノートはこちら(MS Word, 21Kb) http://dl.dropbox.com/u/22647991/20110420%E5%AF…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

富山病院看護学校社会学20110413(社会学とは何か)

独立行政法人国立病院機構「富山病院附属看護学校」に、非常勤講師で社会学を教えに行ってきました。 1999年に富山大学に来てからお世話になっているので、13年目になります。 月日が経つのは、ほんとうに早いです。 今年度の初めての講義だったので、いささか疲れました。 学生に書いてもらった感想を読むと、社会学に興味を持ってくれたよ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more