ホックシールド『管理される心』──社会学総論2012年7月6日

7月6日の授業では、ホックシールド『管理される心──感情が商品になるとき』(1983年)を取り上げました。「感情社会学」(sociology of emotion)の事実上の宣言書と評される研究です。この研究の焦点は「感情労働」(emotional labor)と呼ばれるものです。それは、感情を道具として使って賃金を得る労働で、肉体労働…
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ゴッフマン『アサイラム』──社会学総論2012年6月29日

6月29日の授業では、参与観察法の実例その2ということで、ゴッフマン『アサイラム』(1961年)を取り上げました。『アサイラム』の紹介は、昨年度の社会学総論のブログ記事に尽くされているように思います。そちらのほうをぜひご参照ください。 講義ノートはこちら(MS Word, 30Kb) https://1drv.ms/w/s!…
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ルイス『貧困の文化』──社会学総論2012年6月22日

6月22日の授業では、参与観察の例として、ルイス『貧困の文化』(1959年)を紹介しました。メキシコ市に暮らす5つの貧しい家族の典型的な一日を詳述した作品です。タイトルにもなっている「貧困の文化」ですが、この本の続編にあたる『サンチェスの子供たち』の「序」でまとめられています。その特徴は、人口・社会・経済・家庭生活と多岐にわたりますが、…
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モラン『オルレアンのうわさ』──社会学総論2012年6月15日

6月15日の授業では、インタビュー法の実例その2ということで、モラン『オルレアンのうわさ』(1969年)を紹介しました。調査の対象は、若い女性がブティックで誘拐されているという「うわさ」です。たいへん調査しにくい対象ですが、モランらは3日間の現地調査でそれに挑み、うわさの盛衰について明らかにしました。 うわさ(デマ)に関する社会学…
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ベッカー『アウトサイダーズ』──社会学総論2012年6月8日

6月8日の授業では、インタビュー法の例ということで、ベッカー『アウトサイダーズ』(1963年)の第3章「マリファナ使用者への道」を紹介しました。ベッカーの考えをまとめると、「マリファナ使用者になる道には3つのハードルがある。それを乗り越えるには学習が必要だ。その学習には、先輩の経験者が大事になる。逆に、そのハードルを越えられなかった人は…
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アドルノ『権威主義的パーソナリティ』──社会学総論2012年6月1日

すっかり遅くなってしまいましたが、6月1日の社会学総論の講義ノートをアップします。この日は、社会心理学的研究の例として、アドルノ『権威主義的パーソナリティ』(1950年)を紹介しました。アンケートに答える「性格検査」を受けた人も多いと思いますが、それは社会心理学的な研究手法の応用例です。 さて、このアドルノらの研究は、「権威ある人…
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質的調査による国際比較調査2(志水宏吉『学校文化の比較社会学』)──国際社会学I2012年7月10日

7月10日の授業は、先週に引き続き、質的調査による国際比較調査の例として志水宏吉『学校文化の比較社会学』(2002年)を取り上げました。比較をするときは、比較の枠組みが大事になります。この調査では、学校文化を、学習指導(ティーチング)、生徒指導(パストラル・ケア)、進路指導(キャリア・ガイダンス)という3つの領域から構成されると考え、そ…
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質的調査による国際比較調査1(志水宏吉『学校文化の比較社会学』)──国際社会学I2012年7月3日

これまで調査票調査というデータを数量化して分析する量的調査について、詳しく方法を見てきました。7月3日の授業では、質的調査による国際比較調査の例として、志水宏吉『学校文化の比較社会学』(2002年)を紹介しました。日本とイギリスの中等教育を比較した調査研究です。1980年代後半に兵庫県尼崎市の中学校でおこなわれたフィールドワークと、19…
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実査とデータ分析──国際社会学I2012年6月26日

6月26日の授業の前半は、回答者から回答を実際に集める実査の方法について説明しました。面接、留置、郵送、電話、集合の5つの方法がありますが、それぞれ一長一短があり、調査の目的や予算などを勘案しながら適切な方法を選ぶ必要があります。後半は、回答済の調査票をコンピュータに入力し、単純集計やクロス集計をする手順について話しました。エクセルの「…
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サンプリング2(その他のサンプリング)──国際社会学I2012年6月19日

6月19日の授業でも、引き続きサンプリングの話をしました。最初は、無作為抽出法の実例ということで、この授業でも取り上げたEASS2006のサンプリングについて、実際の手順を解説しました。この調査では、層化二段無作為抽出法という方法がもちいられています。これは、多段抽出法、層化抽出法、等間隔抽出法の三つを組み合わせたものです。EASS20…
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サンプリング1(無作為抽出法)──国際社会学I2012年6月12日

6月12日の授業では、サンプリングを取り上げました。全国規模の世論調査をする場合、1億2000万人あまりの日本人全員から回答を集めるのは、あまりにも労力がかかりすぎるので、1億2000万人から1000~5000人くらいのサンプルを選んで、サンプルに選ばれた人だけから回答を得ます。そのサンプルの回答結果から「現在の日本人の世論はこうなって…
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調査票の作成2(回答選択肢と翻訳)────国際社会学I2012年6月5日

6月5日の授業では、前週に引き続き、調査票の作成時に注意すべき点について説明していきました。回答選択肢をつくる際にいちばん重要なのは、「相互排他的で網羅的」という点です。 ところで、国際社会学Iの授業では、国際比較を目的とした調査票調査を取り上げています。そこで避けて通れないのが「翻訳」です。単なる誤訳はもってのほかですが、言葉は…
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調査票の作成1(質問文)──国際社会学I2012年5月29日

すっかり遅くなってしまいましたが、5月29日の国際社会学Iの講義ノートをアップします。もう1ヶ月あまり経ってしまいました。すみません。 この日の授業では、主に、大谷信介他『社会調査へのアプローチ』にもとづいて、回答者が誤解しにくい「質問文」のつくり方について話をしました。調査票調査は、「紙に印刷された質問文にもとづいてやりとりをす…
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「オルタナティブ教育法を実現する会」設立総会(2012年7月8日、東京都渋谷区)

以前、このブログでも取り上げた「(仮称)オルタナティブ教育法」ですが、いよいよ「実現する会」が設立されることになりました。その設立総会が、7月8日(日)に、東京都渋谷区の「国立オリンピック記念青少年総合センター」で開かれます。その骨子案は、下記から見ることができます。 設立総会チラシ(PDF) http://aejapan.…
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メイヨー『産業文明における人間問題』──社会学総論2012年5月25日

5月25日の授業では、実験法の例として、メイヨー『産業文明における人間問題』(1933年)を取り上げました。ホーソン工場実験として、たいへん有名な研究です。実験法のポイントは、事象が生じる条件を人間がコントロールするところです。社会的な事象ではそうした条件のコントロールが難しいので、実験法をもちいる機会は少ないです。メイヨーらの研究は、…
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調査票調査の論理──国際社会学I2012年5月22日

前回5月15日の授業では、「国際比較調査の進め方」について見てきました。今回5月22日の授業では、国際比較調査のような調査を背後で支えている「調査票調査の論理」について説明していきました。具体的には「標準化」「妥当性」「信頼性」「代表性」「再現可能性」の5つです。これからの授業で国際比較調査の具体的な手順を解説するつもりですが、「なぜそ…
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リンドとリンド『ミドゥルタウン』(地域社会研究)──社会学総論2012年5月18日

5月18日の社会学総論では、地域社会研究の代表例ということで、リンドとリンドの『ミドゥルタウン』(1929年)を取り上げました。この調査の特徴を一言で述べるならば、人口3万6000人ほどの小都市マンシーを対象に、アメリカの平均的な一小都市の生活を織りなしている諸動向を同時的に相互連関させながら、生産に立脚した古き良き小都市コミュニティが…
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国際比較調査の進め方──国際社会学I2012年5月15日

これまでの授業では、WVS、ISSP、EASS、SSMという四つの国際的な調査プロジェクトを紹介してきました。5月15日の授業からは、「そうした調査がどのように実施されるのか」「その際の留意点はどういうものなのか」などの方法論について話していく予定です。5月15日の授業は、国際比較調査のプロセスについて、その全体像を吉野諦三・林文・山岡…
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トマスとズナニエツキ『ヨーロッパとアメリカにおけるポーランド農民』──社会学総論2012年5月11日

5月11日の社会学総論では、ドキュメント分析の代表例ということで、トマスとズナニエツキ『ヨーロッパとアメリカにおけるポーランド農民』(1918-20年)を取り上げました。この『ポーランド農民』の内容を一言で表すならば、「伝統的な農村的社会から新しい都市的社会へという社会変動について、豊富なドキュメントをもちいて、個人の態度変容と関連づけ…
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社会階層と社会移動全国調査(SSM)──国際社会学I2012年5月8日

5月8日の授業では、「社会階層と社会移動全国調査」 (Social Stratification and Social Mobility; SSM)を取り上げました。SSM調査は、1955年から10年間隔で実施されている伝統ある日本の階層調査です。1995年調査までは日本だけを調査対象としていましたが、2005年調査では韓国と台湾が加わ…
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