コミュニティ喪失論・コミュニティ存続論(人間関係1)──地域社会学I2012年12月14日

12月14日の授業から3回にわたって、都市の人間関係をめぐる議論を見ていきます。空間構造ではバージェスの同心円地帯モデルが批判の対象となっていましたが、人間関係ではワースのアーバニズム論が批判の対象となります。11月22日の授業で取り上げたように、ワースは論文「生活様式としてのアーバニズム」(1938年)で「都市では、異質性の高い大規模…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

社会文化生態学(空間構造2)──地域社会学I2012年12月7日

12月7日も、前回に引き続き都市の空間構造をめぐる議論を見ていきます。前回は、同心円・扇形・多核心という「形態」についての議論を見ましたが、今回は、そのような空間構造をもたらす「要因」についての議論です。なぜ同心円になるかと言うと、ごく簡単に言えば、人や企業の立地選択が、地価や家賃、住環境、中心地へのアクセスなどの関数だと考えられるから…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

扇形モデル・多核心モデル・東京圏の社会地図(空間構造1)──地域社会学I2012年11月30日

11月30日から、都市社会学の原型をつくったシカゴ学派への批判と修正というかたちで、授業を進めていきます。この批判と修正は、(1)空間構造、(2)人間関係、(3)歴史的限定性という3点に分けて見ていきます。今回11月30日は、空間構造に関する批判と修正1ということで、空間構造の「形態」に関する議論を取り上げました。ホイトの扇形(セクター…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

同心円地帯モデル・人間生態学・アーバニズム論(シカゴ学派3)──地域社会学I2012年11月22日

11月22日の授業では、シカゴ学派社会学による都市研究のまとめとして、E.W.バージェスの同心円地帯モデル、R.E.パークの人間生態学、L.ワースのアーバニズム論を取り上げました。前2回の授業で見ていったゾーボーやショウの研究が、地図作成やフィールドワークによる都市の具体的姿の「記述」と位置づけるならば、今回の授業は、その都市の具体的姿…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more

ショウ『ジャック・ローラー』(シカゴ学派2)──地域社会学I2012年11月16日

11月16日の授業では、シカゴ学派による都市研究の2回目として、C・R・ショウ『ジャック・ローラー──ある非行少年自身の物語』(1930年)を取り上げました。この研究は、生活史法をもちいた非行研究の古典と言われる本ですが、生活史を都市空間のなかに位置づけて解釈するという点でも興味深い研究です。この研究の主人公であるスタンレー少年は、主に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ゾーボー『ゴールド・コーストとスラム』(シカゴ学派1)──地域社会学I2012年11月9日

11月9日から、都市社会学の具体的な研究を見ていきます。最初に取り上げるのは、都市社会学の原型を作ったシカゴ学派社会学です。今回は、その典型例としてしばしば取り上げられるH・W・ゾーボー『ゴールド・コーストとスラム──シカゴのニア・ノース・サイドの社会学的研究』(1929年)を詳しく見ていきました。シカゴ学派社会学の研究方法は、さまざま…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

都市的環境の出現(1920年代のアメリカ)──地域社会学I2012年10月26日

10月26日の授業では、NHKスペシャル「映像の世紀 第3集 それはマンハッタンから始まった――噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした」(1995年5月20日放送)を見てもらいました。その意図は、村落的環境と対照的に位置づけられる都市的環境のイメージを作ってもらうことにあります。番組を見ていただければすぐに感じると思いますが、とにかく…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

村落的環境から都市的環境への変化にともなう生活様式の変化──地域社会学I2012年10月19日

10月19日の授業では、ユイのような伝統的な村落で見られる相互扶助の人間関係が成立する条件を考えました。ユイのような人間関係が成り立つには、そこに住む人びとが同じようなライフスタイルをもち、何世代にわたってそこに住み続けることが必要です。すなわち、人口の同質性と定住性という村落的環境がなければ、成り立たない生活様式なのです。 近代…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

都市的環境の対照としての村落的環境(白川郷ユイ)──地域社会学I2012年10月12日

10月12日の授業では、村落的環境における生活様式のイメージをもってもらうために、NHKスペシャル「80年ぶりの大屋根ふき──白川郷『結』復活の記録」(2001年放送)という番組を見てもらいました。その上で、この番組の主題でもある「ユイ(結)」という相互扶助の仕組みについて解説しました。白川郷は、高速道路を使うと、富山大学から1時間30…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「(仮称)オルタナティブ教育法」改め「子どもの多様な学びの機会を保障する法律」 (多様な学び保障法)

2012年10月8日(月・祝)14時から17時すぎまで、早稲田大学文学部第一会議室で、「(仮称)オルタナティブ教育法」を実現する会の第2回総会が開催されました。第1回総会(設立総会)は2012年7月8日に開かれており、このブログでも紹介させていただきました。今回の第2回総会では、「子どもは多様であるにもかかわらず、画一的な教育しかないた…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more

不登校シンポジウム──親と子のリレーションシップほくりく(2012年10月14日富山市)

「親と子のリレーションシップほくりく2012inとやま」が、いよいよ1週間後の10月14日(日)に迫ってまいりました。午前は山梨学院大学の荒牧重人先生による「子どもの権利」についての講演、午後は各分科会に分かれます。午後の分科会で私は「不登校シンポジウム──子どもたちからのメッセージ」を担当します。このシンポは、NPO法人子どもの権利支…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

地域社会学Iの授業概要──地域社会学I2012年10月5日

富山大学では、10月2日から後期の授業が再開しました。後期は、地域社会学Iの講義を担当します。5日は初回でしたので、授業のねらいや進め方などの授業概要の話をしました。「都市的な環境が、どのように、人びとの生活様式(価値観や人間関係の形態など)に影響をあたえているのか」の理解を目標に、都市社会学の原型をつくったシカゴ学派の業績を紹介し、そ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

文科省「いじめ、学校安全等に関する総合的な取組方針」の策定と川西市子どもの人権オンブズパーソン

新聞各紙で報道があったとおり、文部科学省が2012年9月5日に「いじめ、学校安全等に関する総合的な取組方針」を策定しました。文科省は、平成25年度の「いじめ対策関連事業費」として、約73億円を概算要求するということです。これは、前年度とくらべて、約23億円の増額となります。 いじめ対策:文科省、学校・教委任せ転換 200地域に専門…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

親と子のリレーションシップほくりく2012inとやま(2012年10月14日、富山県富山市)

「親と子のリレーションシップほくりく」は、「子どもの権利条約フォーラム2009inとやま」をきっかけに結成された北陸3県(富山・石川・福井)で子どもに関わる活動をしている団体のネットワークです。2011年6月に金沢市で、発足集会が開催されました。今年の富山大会は「子どもと一緒に考えよう!親と子のいいカンケイ」というテーマで、10月14日…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

グラノヴェター『転職』──社会学総論2012年7月25日

7月25日の授業では、質的調査と量的調査を併用した事例として、グラノヴェター『転職──ネットワークとキャリアの研究』(1974年)を紹介しました。わずか900ドルの経費で、男性の専門職・技術職・管理職の転職について調査したものです。半構造化インタビューと調査票調査(郵送法)の二つがもちいられています。その結果は「良い転職の話は、ある日突…
トラックバック:5
コメント:1

続きを読むread more

最終回まとめ──国際社会学I2012年7月24日

7月24日は、国際社会学Iの最終回でした。まとめということで、これまで14回の授業で重要と思われるところを再度確認していきました。授業で使ったパワーポイントのスライドをPDFにしましたので、復習用にご活用ください。 授業で何度か説明したように、成績評価はレポートでおこないます。レポートの課題は「授業の内容をふまえて、国際調査の困難…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

コミュニケーション能力向上ワークショップbyイイトコサガシ-2012年8月10日・11日富山市高岡市

東京都成人発達障害当事者会「イイトコサガシ」による「コミュニケーション能力向上ワークショップ」のチラシをいただきました。8月10日(金)は「星槎国際高等学校富山学習センター」(富山市)、11日(土)は「コミュニティハウスひとのま」(高岡市)で、それぞれ開かれます。10日の夜には、「富山YMCAフリースクール」(富山市)で交流会もあります…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

文献資料の探し方(国立国会図書館「リサーチ・ナビ」ほか)──入門ゼミ2012年6月12日

1年生向け演習の「入門ゼミナール」でおこなった「文献資料の探し方」について、配布資料をアップします。お勧めは、国立国会図書館が提供している「リサーチ・ナビ」です。国立国会図書館法によって、日本国内で発行されたすべての出版物を国会図書館に納入することが義務づけられています。これを「納本制度」と言います。したがって、国会図書館は、国内で発行…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more

日本版総合的社会調査(JGSS)──社会学総論2012年7月20日

7月20日の授業では、調査票調査の実例その2ということで、大阪商業大学JGSS研究センターがおこなっている「日本版総合的社会調査」(Japanese General Social Survey; JGSS)(2000年~)を紹介しました。先週取り上げたSSMもJGSSも、全国規模の標本調査という点では共通しますが、調査目的のあり方が若干…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「社会階層と社会移動」全国調査(SSM調査)──社会学総論2012年7月13日

7月13日の授業では、調査票調査の実例ということで、「社会階層と社会移動」全国調査(SSM調査)(1955年~)を紹介しました。SSMはSocial Stratification and Social Mobilityの頭文字をとった通称ですが、こちらのほうが通りが良いかもしれません。社会階層とは、社会的資源の不平等な配分にもとづく社会…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more