都市下位文化理論(人間関係3)──地域社会学I2013年1月11日

1月11日の授業の前半では、シカゴ学派社会学が示した都市の人間関係に対する批判と修正の最後として、C・S・フィッシャーの都市下位文化理論を取り上げました。フィッシャーは、地域の生活様式を規定するのは個人の属性であるという社会構成理論の主張を認めながらも、都市がもつ大規模で密度の高い人口には個人の属性に還元しきれない独自の効果があると考えます。その効果とは「都市の大規模で高密度な人口は、多様な下位文化の生成して、非通念性を高める」というものです。非通念性が高いとは、さまざまな基準や価値観が混在していて、一般に共通する考え(=社会通念、常識)がはっきりしない状態を意味します。こうした過程についてモデル化したのが、都市下位文化理論です。都市は非通念性が高いおかげで、犯罪などの逸脱行動も増えますが、一方で、常識にとらわれない革新的なものも生まれてきます。

授業の後半では、都市下位文化理論の実証研究にあたるフィッシャーの『友人のあいだで暮らす』(1982年)を紹介しました。サンフランシスコを中心とする北カリフォルニアを舞台に、「居住地の人口規模・密度によって、住民のパーソナル・ネットワークにどのような違いが見られるか」ということを調べたものです。注目すべきは、友人ネットワークです。友人関係は同じ趣味や関心などをきっかけに形成されることが多いので、友人ネットワークは下位文化の母胎になりうると考えられるからです。つまり、人口規模と密度が高い居住地(都市的な居住地)ほど、友人ネットワークが盛んであれば、多様な下位文化が生み出される可能性も高いというになります。

調査の結果は、「人口規模と密度の効果は高所得者のみに当てはまる」という微妙なものでした。すなわち、「都市的な居住地ほど、高所得者の友人数は多いが、低所得者の友人数は変わらない」ということです。つまり、せっかく都市が友人を増やす機会を提供していても、その機会を活かして実際に友人を増やすにはお金が必要だということです。確かに、友だちつきあいにもお金がいりますが、友人の数がお金で決まりかねないというのも、なんだかさびしい話です。


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講義ノートテキスト版
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20130111地域社会学I(人間関係3都市下位文化理論)

シカゴ学派社会学への批判と修正5


都市下位文化理論──都市の人間関係をもたらす要因に対する批判と修正2

フィッシャーの都市下位文化理論(森岡 2004: 43-4; 松本 1995: 32-5)
 ある地域においてさまざまな属性をもつ住民の構成割合が、その地域における生活様式を規定するというガンズの社会構成理論の主張はもっともであるが、都市がもつ大規模で密度の高い人口には、そうした住民の社会構成に還元しきれない独自の効果がある
 それは、都市では、その人口の規模・密度の大きさゆえに、人びとの多様なネットワークが形成され、それを基盤として多様な下位文化的コミュニティが生み出される結果、非通念性が高まる、という効果である。
 都市の「人口の規模・密度の大きさ」→「多様な下位文化の生成」→都市の「非通念性」
 「非通念性」(unconventionality)
 一般に共通する考え(=社会通念、社会常識)が、はっきりしていないこと
 さまざまな基準や価値観が混在している状態
 都市の活力に満ちた「革新性」を生み出す基盤
 「ここで提出した理論は、都市の「悪」と「善」を同時に説明している。犯罪的な非通念性と革新的な非通念性(たとえば芸術的革新)は、ともに、活気に満ちた下位文化から生み出されてくる。」(Fischer 1975=2012: 157)
 「下位文化」(subculture)
 「全体的な文化」(total culture)、「主要な文化」(main culture)
 ある社会に一般的にみられる行動様式や価値観を担っている全体としての文化
 例:アメリカの白人文化(WASPの文化)、「大学生は、授業に出席するべき」
 「下位文化」
 全体的文化の内部にありながら、なんらかの点で独自の性質を示す特定の社会層や集団を担い手とする部分的な文化
 例:アメリカのイタリア人文化や黒人文化など。音楽文化の中に、クラシック音楽の文化とポピュラー音楽の文化があり、さらに、ポピュラー音楽の文化の中に、ジャズやロックなどの文化がある
 「「下位文化」とは、より大きな社会システムと文化の内部にあって、相対的に独特の社会的下位体系(一組の個人間ネットワークと制度)と結びついて一組の様式的な信念、価値、規範、慣習である」(Fischer 1975=2012: 135)
 「非通念性が高まる」とは、多様な下位文化の形成によって、何が全体的な文化(主要な文化)であるかが、わかりにくくなること


フィッシャーの論文「アーバニズムの下位文化理論に向けて」(Fischer 1975)

フィッシャーの都市下位文化理論の諸命題(Fischer 1975=2012: 134-46)
 図1を参照(Fischer 1975=2012: 145)
 定義
 都市的なもの(the urbanあるいはurbanism)
 「「都市的」とは、人口の集中との関連でのみ定義される──ある定住地に凝集する人びとの数が多ければ多いほど、その場所は都市的である」(Fischer 1975=2012: 135)
 都市を「人口の集中」という観点だけから定義する
 ワースが都市の定義に含めた人口の異質性は、フィッシャーの定義からは除外されている

基本命題(命題1から4)
 命題1(多様性):「場所が都市的になればなるほど、下位文化の多様性は増大する。」(図1のP1+P2)(Fischer 1975=2012: 136)
 この命題は、下記の(a)と(b)という相互に関連しているが十分に独立した二つの過程を通して実現される
 (a)人口の規模は、「動的密度」という過程をとおして構造分化を促進する(図1のP1)
 競争や比較優位や結合の選択などが、互いに区別され緻密な構造をもつ下位体系を生み出す
 同時に、それぞれの下位体系に結びついた下位文化が生み出される
 こうした過程の結果として発生した下位文化は、社会階級や職業やライフサイクルや共通の利害に基づく多様な集団として現れる
 (b)人口移動(流入)も、アーバニズムが下位文化を生み出す過程である(図1のP2)
 一般に、地理的な範囲が大きくなるほど、その内部の集団も多様になる
 外部からの人口移動が多いと考えられる大規模な定住地は、多様な下位文化をもつ移住者をたくさん吸収していることになる
 命題2(強化):「場所が都市的になればなるほど、下位文化の強度は増大する」(Fischer 1975=2012: 138)
 「強度」:下位文化独自の信念や価値や規範や慣習が存在し、それへの愛着や強制が生じている状態(アノミーや社会解体とは逆の状態)
 (a)下位文化の人口が多くなるほど、「諸制度の完備」される度合も高くなる(図1のP3)
 例えば、0.1%の率で出現する下位文化を想定したとき、人口1万人の町では、その下位文化を担う人間は、10人だが、人口100万人の大都市では、1000人になる。10人では、その下位文化を維持する諸制度(例:たまり場、新聞、相互扶助組織)を完備することは難しいが、1000人ならば、可能になる。
 (b)ある地域の下位文化の規模や多様性が増大するにつれて、下位文化相互の違いや紛争も増加し、結果として下位文化の内部がますます強化されていく(図1のP4)
 共通の敵や競争相手を持つことによって、集団の結束が強まる
 命題3(普及):「場所が都市的になればなるほど、普及の源泉の数が増加し、下位文化への普及が増大する」(Fischer 1975=2012: 141)(図1のP5、P6、P7)
 「普及」:ある下位文化の成員による他の下位文化の信念や行動の採用。文化的諸要素の融合や組み換え。
 「ある種の普及は、集団が近接し、機能的に相互依存して生活している場合に、可能性が高くなる」(Fischer 1975=2012: 141)
 都市における下位文化の強化過程と普及過程とは、対抗的に作用しあう。しかし、強化と普及は、互いに相殺しあうのではなく、同時に進行し、結果として、下位文化のなかでは、強化される部分と普及される部分とが分かれてくる。ただし、強化の過程は、普及の平準化効果に時間的に先行する(参照:命題5(a)(b))
 ヘアスタイルや服装のような物質的でその下位文化にとって周辺的なものは、容易に普及するが、理念や言語など中心的なものは、なかなか普及しない
 集団間の距離が近く、機能的に相互依存の関係にあるときには、普及の過程が生じる可能性も極めて高くなる
 P5:下位文化の多様性が高いほど、普及される下位文化の要素も多くなる
 P6:強度の高い優勢な下位文化ほど、自分たちの下位文化の要素を普及させる可能性が高くなる
 P7:(非通念性を減少させる逆向きの過程)全体的・主要な文化の通念的な要素が各下位文化に流れ込み、同化が起きる
 命題4(非通念性):「場所が都市的になればなるほど、非通念性の発生率は高くなる」(Fischer 1975=2012: 142)
 (a)特殊な下位文化が増加(下位文化の多様性が増大)すれば、一般的な規範から逸脱する行動も多くなる(図1のP8)
 (b)下位文化の強化は、一般的な規範から逸脱する行動を促進する(図1のP9)
 例えば、小さな町にも非行少年は必ずいるが、非行文化を成立させるのに十分な人数がそろうのは、大都市において他にない
 (c)非通念性は、信念や行動の面で主流をなす文化への、周辺的文化からの普及によっても高められる(図1のP10)
 たとえば、いわゆるヤクザ言葉や業界用語を、一般の人びとが使うようになる


都市下位文化理論の実証研究例

フィッシャー『友人のあいだで暮らす』(1982年)(Fischer 1982; 森岡 2004: 47-59; 松本 1995: 33-5)

調査のねらい
 パーソナル・ネットワークに対する都市の効果を検証する調査
 「居住地の都市度によって、住民のパーソナル・ネットワークにどのような違いが見られるか」
 都市度=アーバニズム(人口の規模・密度)
 ウェルマンとフィッシャーの違い
 ウェルマン:単一の地区を対象に、コミュニティが従来型か、ネットワーク型かを調べた
 フィッシャー:都市度の異なる複数の地区を対象に、ネットワーク型コミュニティの違いを調べた
 フィッシャーの関心
 「趣味や嗜好をともにする友人ネットワークは、下位文化を形成する母胎」
 都市度の高さが、友人ネットワークの活発さに影響を与えていれば、都市下位文化理論は、事実から支持された(検証された)ということになる

都市度の定義
 定義
 「あるコミュニティのなか、およびその近傍に住む人びとの数」
 コミュニティ=国勢調査統計区
 コミュニティの人口が多いほど、都市度が高い
 類型化
 50の地点の都市度を得点化
 都市度の高い順に
 「地方中核部(Regional Core)」(北カリフォルニア地方の中核部=サンフランシスコ市およびオークランド市とその隣接郊外地域)
 「大都市圏(Metropolitan)」(サンフランシスコとオークランドの郊外地域、および、サクラメント)
 「町(Towns)」(サンフランシスコ-オークランド大都市圏の外にある都市)
 「準村落(Semi-rural)」(人口1万人未満の小さな町)
 (都市度高)地方中核部 ←→ 大都市圏 ←→ 町 ←→ 準村落(都市度低)


調査の概要
 時期と場所
 1977年から1978年、サンフランシスコとオークランドを含む北カリフォルニア地方で調査
 50の地点を選択し、合計1050人の住民を対象
 調査内容
 「いくつかの質問に該当する人物の名前を何人でも挙げてもらい、指名された人についてさらに質問をするという方法」
 質問項目
 (1)町の外に出かけるときに家の世話をしてくれる人──植木に水をやるとか、郵便物を取り出すなど
 (2)(回答者が働いている場合)仕事上の決定について相談した人
 (3)過去3ヶ月間に家事を手伝ってくれた人
 (4)最近、社交的活動でかかわりのあった人(夕食に招待したとか、映画を見に行ったとか)
 (5)余暇時間の共通の関心事について話し合った人
 (6)(回答者が未婚である場合)婚約者あるいはデートをするのに「最良の友人」
 (7)個人的な心配事について話し合った人
 (8)重要な決定をするさいに役に立つ助言をしてくれた人
 (9)大金を貸してくれるか、借りることができそうな人
 (10)同じ世帯に住む15歳以上の人(世帯表から得られる)
 回答者は、12~24人(平均18.5人)の名前を挙げた
 名前の挙がったすべての人について、どういう人であるかをたずねる
 (1)名前の挙がった人の性別
 (2)回答者がその人と「知り合った」あらゆる「方法」、たとえばイトコ、仕事仲間、労働組合の成員仲間、友人
 (3)回答者が「とくに親しい」と感じる人は誰か
 (4)車で5分以内のところに住んでいる人は誰か
 (5)車で1時間以上のところに住んでいる人は誰か
 (6)お気に入りの「たまり場」で会う人は誰か
 (7)(主婦に対して)同じ専業主婦の人は誰か
 (8)(有職者に対して)同じ種類の仕事をしている人は誰か
 (9)(民族的アイデンティティをはっきり示した回答者に対して)同じ民族の人は誰か
 (10)(宗教的所属のある回答者に対して)同じ宗教の人は誰か
 (11)(好きな娯楽のある回答者に対して)好きな娯楽をともにする人は誰か
 さらに、3人以上5人までのサブサンプルについて下記の質問をする
 (1)回答者と名前の挙がった人はどのようにして出会ったか
 (2)知り合って何年になるか
 (3)その人はどの都市に住んでいるか
 (4)どのくらいの頻度で「会う」か
 (5)その人の年齢
 (6)その人の従業上の地位
 (7)その人の婚姻状態
 (8)その人には子どもはいるか、子どもの年齢はいくつか
 重複を調整する順位
 (1)近い親族(配偶者・親・子・兄弟)→(2)遠い親族→(3)職場の人→(4)近所の人→(5)同じ組織のメンバー→(6)その他(配偶者の友人・顧客・取引先・前の配偶者)→(7)純粋な友人
 回答の結果
 1050人の回答者から1万9417人のネットワーク・メンバーが抽出
 最も多く名前を挙げた人は、67人。最小は、2人。
 上記の1万9417人の社会的コンテクスト
 近い親族:23%(一人平均4.3人)
 遠い親族:19%(3.4人)
 職場の人:10%(1.8人)
 近所:10%(1.9人)
 同じ組織のメンバー:6%(1.1人)
 その他:6%(1.1人)
 友人:23%(4.9人)

調査の結果
 親族関係(森岡 2004: 49-52)
 調整前の結果
 親族の数、都市度が増大するにつれて、減少する
 個人特性を調整
 「回答者が結婚しているかどうか」「家に子どもが何人いるか」など、個人特性の人口構成割合による影響を除去し、都市度による純粋な影響のみを算出(=ガンズの社会構成理論が指摘した階級やライフサイクル段階の影響を統計的に除去)
 傾向は弱くなるものの、都市度が増大するにつれ、親族数は減少する
 核親族と拡大親族に分ける
 核親族=両親・子ども・きょうだい、拡大親族=それ以外
 核親族については、都市度による違いがほとんどない
 拡大親族については、都市度の増大とともに、親族数が減少
 フィッシャーの考察
 都市住民は、親族関係に対して選択的である
 どの親族に頼るのか(核親族か、拡大親族か)、どのような場合に頼るのか(社交的な活動か、危機の際の援助か)という点で選択の余地が残されている
 都市的状況の下でも、親子のような核親族関係は通常維持され、お金を借りるといったような危機の場合には、親族が頼りにされる
 都市の住民は、村落の住民と同じように、親族に頼ることができる。だが、都市では、親族が頼る唯一の対象ではない。都市では、友人や専門機関にも頼ることができる。
 近隣関係(森岡 2004: 52-5)
 調整前の結果
 隣人の数は、都市度が増大するにつれて、おおむね減少する
 個人特性を調整
 「居住年数の長い住民」「学歴の高い住民」「既婚の住民」は、隣人数が多いので、これらの個人特性の影響を除去
 傾向はほとんど変わらず、都市度が増大するにつれて、隣人の数は減少
 地域特性も調整
 回答者の住んでいる近隣地区が、同質的であるほど隣人数が多く、異質的であるほど隣人数が少ない、また、近隣地区の人口成長度が高いほど隣人数は多い(衰退中の近隣地区では隣人数は少ない)ので、これらの地域特性の影響を除去
 都市度による有意な差がない
 フィッシャーの考察
 都市度は、近隣社会の崩壊を引き起こすのではなく、友人などの他の選択肢を提供することによって、住民の選択的な関与を引き起こす
 パーソナル・ネットワーク全体に占める隣人の比率が、都市度の増大とともに、低下する
 低所得者・高齢者など「制約の多い」回答者の場合に、都市度による隣人数(絶対数と比率の双方)の違いが大きい
 都市の住民は、隣人を友人として考えることが多く、交際相手として選ばれた隣人に対してより親密な感情を抱いている
 友人関係(森岡 2004: 55-8)
 調整前の結果
 友人の数は、都市度が増大するにつれて、増大する
 個人特性を調整
 都市部のほうが、「若い」「未婚の」「学歴の高い」「高所得」の回答者が多く、これらの人びとは、概して友人が多いので、その影響を除去
 都市の社会的構成によって、おおかた説明できてしまう
 高所得者と低所得者に二分
 調整前の結果では、高所得者も低所得者も、都市度が増大するにつれて、友人数も増える
 そして、都市度にかかわらずどの地域でも、高所得者のほうが、友人数が多い
 高所得者と低所得者に二分し、個人特性を調整
 「年齢」「学歴」「婚姻状態」の効果を調整
 都市度の効果は、高所得者にのみ当てはまる(都市度が高いほど、高所得者の友人数は多い)
 低所得者のうち都市度の高い地域に友人が多いという結果は、都市度の効果ではなく、若くて学歴が高く未婚者という個人特性の影響が大きい
 フィッシャーの考察
 都市生活が提供する社会的機会を利用するだけの自由と資源のある人にとって、都市度が効果を持つ
 「自動車へのアクセスのある人とない人」、「子どものいないヤングアダルトと子どものいる親」、「男性と女性」、「一般に移動に制約のない人びとと移動に重大な障碍のある人」。それぞれの対のうち第1のグループに属する人びとの中では、都市度それ自体がより多くの純粋な友人をもつことにわずかに関与しているようだが、第2のグループに属する人びとの中では、都市度は付随的なものでしかない
 結果の要約
 都市度が高い地域では、親族関係は衰退する
 親族関係は、特に、拡大親族に対して、都市度の影響が見られた
 都市度の高い地域でも、近隣関係は変化しない
 近隣関係は、都市度の影響は見かけ上のものにすぎず、(人口の異質性と成長度という)地域特性の影響が強かった
 都市度の高い地域では、制約の少ない人びと(高所得)の友人関係は活発になる
 友人関係は、社会的構成の影響が強く、都市度の影響がみられるのは、「制約の少ない」高所得の人びとに対してだけ

結論
 下位文化を育む基盤となると考えられる「友人のネットワーク」は、「制約の少ない」高所得の人びとに対して、都市度の高い地域では活発であるという結論が得られた。したがって、部分的に、都市下位文化理論を支持していると言える。


参考文献
 森岡清志, 2004, 『改訂版 都市社会の人間関係』 放送大学教育振興会.
 松本康, 1995, 「現代都市の変容とコミュニティ、ネットワーク」 松本康編 『増殖するネットワーク』 勁草書房, 1-90.
 Fischer, Claude S., 1975, "Toward a Subcultural Theory of Urbanizm," American Journal of Sociology 80(6): 1319-41.(=2012, 広田康生訳「アーバニズムの下位文化理論に向かって」森岡清志編『都市空間と都市コミュニティ』日本評論社, 127-64.)
 Fischer, Claude S., 1982, To Dwell among Friends: Personal Networks in Town and City, Chicago: University of Chicago Press.(=2002, 松本康・前田尚子訳 『友人のあいだで暮らす──北カリフォルニアのパーソナル・ネットワーク』 未来社.)
 Fischer, Claude S., 1984, The Urban Experience, Harcourt Brace & Company.(=1996, 松本康・前田尚子訳『都市的体験──都市生活の社会心理学』未来社.)



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