富山病院看護学校社会学20110420(映画『大病人』前半)

今日は2回目の看護学校の授業でした。
映画『大病人』の前半3分の2を見たのですが、時間配分を間違えて、休み時間がなくなってしまいました。
学生の皆さん、申し訳ありませんでした。


講義ノートはこちら(MS Word, 21Kb)
http://dl.dropbox.com/u/22647991/20110420%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E7%97%85%E9%99%A2%E7%9C%8B%E8%AD%B7.docx



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講義ノートリッチテキスト版
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20110420富山病院看護
映画『大病人』

映画『大病人』を見ることの意義
 (1)ガンは、日本人の死因の第一位であり、多くの人が直面せざるを得ない問題
 厚生労働省「2009年人口動態統計」
 日本人全体の30.0%が「悪性新生物(ガン)」で亡くなっている
 全死因114万1865人死亡、うち悪性新生物34万4105人死亡
 (2)「ガンを告知する」(診断)の難しさ
 マイナスの内容を含む「ガンの告知」という予言は、「ガンの告知 → 患者の意気消沈 → 症状の悪化 → さらなる患者の意気消沈」のような悪循環を生む可能性がある。これをどうするか。
 (3)映画『大病人』は、患者の死をめぐる、本人、家族、医療スタッフ、友人、仕事仲間などの人間関係のやりとりを類型化したグレーザーとストラウス『死のアウェアネス理論』の4つの認識文脈をよく描いている。
 グレーザーとストラウス『死のアウェアネス理論』
 アウェアネス(awareness):終末認識、認識、事実を知ること
 4つの認識文脈が、4つの相互作用(=人びとのやりとり)のパターンをもたらす
 「閉鎖」認識文脈、「疑念」認識文脈、「相互虚偽」認識文脈、「オープン」認識文脈の4つ
 患者の「死」について、患者や周りの人びとが、本心ではどのように考えているのか、および、表向きにどのように考えていると演技しているのか(=認識文脈)によって、人びとのやりとりのパターンが変化する
 (4)医療の現場をイメージできるので、看護師を目指す皆さんが、1年生の春に、自分の将来就く仕事について考えるのに適している。

映画『大病人』の前半80分を見る。
 映画『大病人──僕ならこう死ぬ』
 1993年東宝、117分
 監督:伊丹十三
 配役:三國連太郎(映画の監督主演で大病人の向井)、津川雅彦(外科医の緒方)、宮本信子(向井の妻まり子)、木内みどり(看護婦の林)、高瀬春奈(愛人の綾)、熊谷真実(ミッチャン)、田中明夫(映画のプロデューサー)他



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